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科目の概要

この授業は日常生活で出会う問題を、法律の視点から分析して解決するための概念を説明する。具体的には、①法律と日常生活の関わりからはじまって、②日常生活に特に身近である民事法の他、刑事法や労働法、消費者法、会社法等について現在または将来役に立ちうる知識を修得し、③法律を学ぶためのスキルを伝達する。

科目情報

履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
2Q、4Q
科目区分
選択必修(主要)
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
BSC-1-B1-0204-011
到達目標
法律には独特の思考形式がある。そういうリーガルマインドを理解し、それをもとに物事を分析して、相手に説明する能力を身につける。そのうえで、法的な解決を批判的に検討し、よりよい結論を目指して、判例や学説などの法源を探し出す力を探求する。
教科書・参考書
  • 宍戸常寿・石川博康編『法学入門』(有斐閣、2021年)信州大学経法学部編『新・大学生が出会う法律問題[改訂版]』(創成社、2022年)
授業時間外の学修
次回の学習内容について、不明な単語や前提となる知識を参考書等で調べるなどして各回二時間ほど予習し、授業内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行うこと。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
イントロダクション

授業全体のねらいと進め方、及び身近な法律問題を例に法学を学ぶ意義について学ぶ。

2
法学を学ぶために

法律を調べるための方法を知る

3
刑法の基礎(交通事故を題材として)

交通事故を題材として刑法の基本的な構造について理解する

4
民法の基礎(不法行為を題材として)

不法行為を題材として民法の基本的な構造を理解する

5
民法

民法の全体像と、債権・物権について理解する

6
憲法

憲法の原則および基本的人権と統治機構について理解する

7
家族と法

家族に関する法にはどのようなものがあるのか理解する

8
暮らしと法

労働・賃貸借・消費者契約に関する法について理解する

9
組織と法

法人の設立・運営・消滅に関する法について理解する

10
市場と法

市場における競争原則や資金調達に関する法について理解する

11
情報と法

インターネット時代の情報秩序に関する法について理解する

12
生活の中の法

クレジットカード・住宅ローン・振り込め詐欺など困ったときに役立つ法知識について知る

13
法とは何か?

これまでの講義で扱った内容を踏まえて、法とは何かを理解する

14
判例を読む

判例の探し方と読み方を具体例に則して学ぶ

15
現代社会と法

現代社会の中で法が果たすべき役割について理解する

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