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科目の概要

「社会」と聞いて、どのようなことを想像するだろうか? 「社会に出る」「社会人」「社会問題」「社会のために」など、「社会」という言葉にはさまざまな用法がある。 そうであるがゆえに、「社会」という存在は掴みづらい。しかし、わたしたちはそんな「社会」に生まれてから、死ぬまで関わり続けている。 この授業では、近くて遠い「社会」という存在について、人生においてどのように社会と関わるかという視点から考えていく。

科目情報

履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
1Q、3Q
科目区分
選択必修(主要)
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
BSC-1-B1-1030-010
到達目標
この授業を通じて、「社会」という概念の多様性について理解することができる。具体的には、「教育」「人間関係」「恋愛」「労働」「日常」「家族」「自己」「健康」「老い」など人間であれば経験しうる事柄が、いかに社会的なものであるかについて理解を深めることができる。さらに、こうした学修から社会学的な思考法の基礎を身につけることができる。
教科書・参考書
  • アンソニー・ギデンズ(2009)『社会学第五版』而立書房
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
ある社会に誕生すること

「社会」という概念を多様な観点から理解する

2
子どもを育てるということ

近代における育児や教育の特徴を理解する

3
学ぶということ

近代における学習観や教育観の特徴を理解する

4
つながるということ

近代における関係性やつながりの特徴を理解する

5
恋愛するということ

近代における恋愛や結婚の特徴について理解する

6
働くということ

近代における労働の特徴を理解する

7
暮らすということ

近代におけるライフスタイルの特徴を理解する

8
家族をつくるということ

近代における家族や家族を取り巻く環境を理解する

9
自己について考える

近代における自己を取り巻く問題を理解する

10
患うということ

近代における医療や公衆衛生の特徴を理解する

11
老いるということ

近代における「老い」を取り巻く社会的文脈の特徴を理解する

12
生きるということ

近代における「人生観」の特徴を理解する

13
私たちはどこからきて、どこへいくのか

近代社会と現代社会の質的変化を理解する

14
社会を知るということ

社会学の理論や方法論の特徴を理解する

15
社会で生きるということ

社会学的思考法を応用する方法を理解する

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