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伝わる論理とコミュニケーション

[2025年度開講]

科目の概要

そもそも「考える」ということはどんな過程であるのか、細かく分解して捉えていくことで、”漏れなくダブりなく”のMECEや、軸や切り口、フレームワークで捉える認識の方法論等を教示する。具体的には、「論理」を構造主義的に認識し、ロジックツリー、ピラミッドストラクチャーなどのフレームワークを理解し、さらにそれらに基づく論理的思考、分かり易く論理的なコミュニケーションのストーリーライン構築について解説する。

科目情報

履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
1Q、3Q
科目区分
選択必修(主要)
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
BSC-1-B1-1030-012
到達目標
何かを「学ぶ」際の根幹にある本質的な頭の使い方、また個々の学問領域で現下に広く深く検討・検証されている課題を熟考し、何某か解決に寄与できる新たな考察ができるようになる。「学ぶ」ことにおいて極めて本質的な物事の捉え方、新しい意味合いを考案・創成できる考えの深め方が身につくようになる。更にそうして深めて行く自分の新しい考えを、他者に適切、的確に伝えていけるコミュニケーション上の様々なコツを学修する。
教科書・参考書
  • 照屋華子(著),岡田恵子(著)『ロジカル・シンキング(Bestsolution)』東洋経済新報社(2001/4/1)後正武(著)『経営参謀が明かす論理思考と発想の技術』PHP研究所(2018/12/7)
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回1時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebや参考書で調べるなどしてください。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
考えるってどういうこと?(第1弾)

本授業は究極が「考える」とはどういうことかであるか、それを実際の学究生活、 更にその先の何某かビジネスに携わる中で意義深く考察できるようになるうえでの知識 ・体験を目指すことであるが、その第一弾の紐解きを行う。

2
漏れなくダブりなく考えるとは?

MECEの考え方に触れ、理解し、自分でMECEに考えて見る。

3
考えるってどういうこと?(第2弾)

「考える」ことを、抽象的概念的に進めることを認識する。

4
フレームワークで考えるとは?

軸という捉え方を一般化したフレームワークで対象を捉える。

5
事実に基づいて考えるとは?

fact-basedに考えることを理解する。

6
論理とは何か?

論理的思考の根幹を成す”論理(logic)"を定義付けていく。

7
論理的に考える「論理的思考」とはどういうものか?

論理的であることを言語化された表現に対して厳格に定義付けすることにより、誤解のない論理的思考を癖づける。

8
So what?とWhy So?

ピラミッドストラクチャーの主要論理構成2つの内の1つであるSo what?/Why So?について学ぶ。

9
So what?とWhy So?演習

So what?/Why So?は説明は簡明でもっともらしいが、実際のロジカルシンキングにおいて活用できるためには、実際の事例で練習を繰り返す必要がある。

10
課題と仮説

課題を提起するissue raisingの詳細について解説する。

11
ロジックツリーとイシューツリー

概念的に解説したロジックツリーを実例を伴い実地に理解してもらう。

12
「観察」と「洞察」のSo What?/Why So?

So what?/Why So?には、その論理構造上、「観察」と「洞察」の2種類があることを学ぶ。

13
So What?/Why So?を用いた「話の飛び」をなくす話し方

So what?/Why So?を用いることが情報伝達に於ける「話の飛び」をなくす王道であることを学ぶ。

14
ピラミッドストラクチャー

論理的思考の集大成でもあり、論理を的確かつ円滑にコミュニケーションするうえで、 基盤となるピラミッドストラクチャーを導入し説明する。

15
コミュニケーション視点で見る論理のピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャーが厳格に規定された論理的思考結果こそが、円滑で理解を 得やすいコミュニケーションのストーリーラインとなることを学ぶ。

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