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科目の概要

初対面の人とのコミュニケーションは、社会での活動に不可欠である。それが苦手という人は多いが、ほとんどの場合、適切な方法を学んできていないからである。だが、コミュニケーションは技術として後天的に誰でも習得可能なものだ。本授業では、かつていわゆる「コミュ障」だった講師が、20年以上にわたるラジオパーソナリティ経験を通して得た、特に会話における実戦的かつ受講直後から使えるコミュニケーション術を伝授する。

科目情報

履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
2Q、4Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
CAR-1-C1-0204-004
到達目標
本科目では、初対面の相手とでも中身のある会話を可能にし、円滑なコラボレーションが行える関係を築けるような会話術を身につける。具体的には、コミュニケーション技術の習得を通じて、他人に対する心理的な壁を下げることで、誰とでも軽い雑談から深い会話までできるようになること、いわゆる「コミュ障」の状態を脱することを目指し、コミュニケーション能力を身につけることで、課題解決をするための下地を養うことができる。
教科書・参考書
  • 吉田尚記「なぜこの人と話をすると楽になるのか」2015(太田出版)/吉田尚記「元コミュ障アナウンサーが考案した会話がしんどい人のための話し方・聞き方の教科書」2020(アスコム)吉田尚記・水谷緑「コミュ障は治らなくても大丈夫コミックエッセイでわかるマイナスからの会話力」2016(KADOKAWA)
授業時間外の学修
各回の講義内容は、受講直後に実際に行動に移せるものがほとんどです。受講直後に、生活の中で、講義で得た知識・技術を使って、会話を実際にしてみて下さい。
特記事項
前提科目 なし 後継科目 クリエイティブ・コミュニケーション ※実務家教員担当科目 2025年4月1日現在。内容が更新される場合があります。

授業計画

1
イントロダクション

授業のガイダンスと学び方

2
コミュニケーション・会話とは何か?

コミュニケーション原論を理解する

3
コミュニケーションのメリットとは

コミュニケーションの価値を再認識する

4
コミュニケーション・ゲームとは?

コミュニケーションを戦略的に捉える目線を養う

5
会話・コミュニケーションゲームにおける理想的な基本姿勢

会話に臨む際の理想的な姿勢を身につける

6
「会話のトラップ」「あいづち」

会話中の具体的な行動について以下解説してゆく、まずはあいづちについて

7
「会話のパス」「質問」その1

会話の最重要要素、「質問」を戦略的に解説、1回目

8
「会話のパス」「質問」その2

会話の最重要要素、「質問」を戦略的に解説、2回目

9
「会話のドリブル」「自発的に喋る」

自らが話者として中心に立った場合の振る舞いを考える

10
「キャラクター」と「愚者戦略」

会話、ひいては生活をしやすくなる「キャラクター」を理解する

11
会話の「タイムライン」と展開

時間軸をともなう現象である会話のタイムラインと展開を理解する

12
会話における「ルール違反」

会話を終わらせてしまう、もしくは会話の本質的価値を損なう行為を理解する

13
インタビュー論

講師の職業であるインタビューからコミュニケーションを考える

14
コミュニケーションの周辺課題

コミュニケーションの周辺に存在する問題を考える

15
クロージング

授業全体のまとめ

関連科目