科目の概要
本科目では「マンガ産業」の歴史を戦前から現在に至るまで、出版社・編集者・マンガ家など、様々な立場からの視点を通じて俯瞰的に学ぶ。子ども向けの娯楽として立ち上がった「マンガ産業」がいかにして、現在のような巨大産業へと発展していったのかを深く理解することで、エンタメ産業の推進に必要とされるマインドセットを学ぶ。また、ゲストと教員がディスカッションをすることで知識を高めていく。
科目情報
履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
1Q、3Q
科目区分
選択必修(主要)
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
DIGI-1-B1-1030-002
到達目標
本科目では、マンガ産業を支えているマンガ雑誌を中心としたメディアの成り立ちや、各時代を代表するヒット作品の創作背景を学ぶことを通じて、メディア・プロデュースやコンテンツ・プランニングについての理解を身につける。同時に、これからの時代のエンタメ産業について議論する際に、マンガ業界の発展の歴史から知見を引用し、どういう発想や仕組みが必要となるかを応用して考えることができる。
教科書・参考書
- 澤村修治『日本マンガ全史:「鳥獣戯画」から「鬼滅の刃」まで』(平凡社新書)2020伊藤和弘『「週刊少年マガジン」はどのようにマンガの歴史を築き上げてきたのか?1959ー2009』(星海社新書)2022中山淳雄『エンタの巨匠世界に先駆けた伝説のプロデューサーたち』(日経BP)2023大塚英志「ミュシャから少女まんがへ幻の画家・一条成美と明治のアール・ヌーヴォー」(KADOKAWA)2019
授業時間外の学修
各回の授業内容は繰り返し見返し、教材をよみしっかりと復習をしてください。また、次回の学習内容についても教材に載っている作品を事前に読み、Webで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
前提科目
なし
後継科目
マンガの企画立案とプロデュース論
※実務家教員担当科目
2025年4月1日現在。内容が更新される場合があります。
授業計画
第1回マンガの歴史を学ぶということ(イントロダクション)
第1回
マンガの歴史を学ぶということ(イントロダクション)
第2回マンガ制作とマンガ家の実態
第2回
マンガ制作とマンガ家の実態
第3回マンガ産業の変化とグローバル展開
第3回
マンガ産業の変化とグローバル展開
第4回少年マンガの歴史①
第4回
少年マンガの歴史①
第5回少年マンガの歴史②
第5回
少年マンガの歴史②
第6回『少年ジャンプ』とマンガ
第6回
『少年ジャンプ』とマンガ
第7回『マガジン』とマンガ
第7回
『マガジン』とマンガ
第8回少女マンガの歴史
第8回
少女マンガの歴史
第9回青年マンガの歴史
第9回
青年マンガの歴史
第10回多様な視点からマンガを探る
第10回
多様な視点からマンガを探る
第11回幼年マンガ雑誌がしかけたキャラクタービジネス
第11回
幼年マンガ雑誌がしかけたキャラクタービジネス
第12回マンガ家の思考と挑戦
第12回
マンガ家の思考と挑戦
第13回メディアミックス戦略
第13回
メディアミックス戦略
第14回変化する出版業界とマンガ制作の現場
第14回
変化する出版業界とマンガ制作の現場
第15回マンガ業界のこれからと課題(コンクルージョン)
第15回
マンガ業界のこれからと課題(コンクルージョン)