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科目の概要

本科目では、Web上のユーザーエクスペリエンスに焦点を当て、UI(ユーザーインターフェイス)とUX(ユーザーエクスペリエンス)の設計に関する知識と技術を学ぶ。具体的なウェブサイト分析を通じてデザイン思想やユーザビリティの理解を深め、リサーチやデザイン、インプリメンテーションの方法を身につけることで、効果的なUI/UX設計ができるようになる。ニコニコ動画などの事例を取り上げながら、楽しく実践的な学びを展開する。また、授業の趣旨に即した実践者・実務者を招いての授業回がある。

科目情報

履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
2Q、4Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
INF-1-C1-0204-005
到達目標
この授業を終えることで、UIとUXの設計に必要な知識と技術を身につけていることを目指す。それぞれの手法を実際のウェブサイトの分析や自分での設計実践を通じて、効果的なUI/UX設計ができるようになることを目標とする。さらに、適切なリサーチ方法やデザイン思想の適用、インプリメンテーションのスキルも習得も目標とする。
教科書・参考書
  • SusanWeinschenk(著),武舎広幸(翻訳),武舎るみ(翻訳),阿部和也(翻訳),インタフェースデザインの心理学/続・インタフェースデザインの心理学TomTullis(著),BillAlbert(著),篠原稔和(翻訳),ユーザーエクスペリエンスの測定
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回三時間ほど予習を行ってください。
特記事項
前提科目 − 後継科目 − ※実務家教員担当科目 2025年4月1日現在。内容が更新される場合があります。

授業計画

1
UI さんぽ 1

ニコニコ動画のUIを分析し、過去から現在に至るまでのデザイン思想の変遷を学ぶ。

2
デザインはなんのために必要か

UIとUXの必要性を理解し、ユーザビリティや利用文脈について深め、デザインの楽しさを知る。

3
人間というデバイスの特徴 - UI 編

人間の視覚、読解、記憶、思考、注意力などの特性を学ぶと共に、ダイバーシティに対する理解を深める。

4
人間というデバイスの特徴 - UX 編

人間の感じ方や決断方法、ヒューマンエラーへの対処法などを理解し、認知的不協和について学ぶ。

5
UX さんぽ 1

ニコニコ動画のトップデザインやコメント表示など、具体的なUX設計について深める。

6
どうやって UX を設計していくか - リサーチ編1

ユーザーリサーチの方法を学び、インタビュー方法や情報構造設計などの手法を身につける。

7
どうやって UX を設計していくか - リサーチ編2

ペルソナ作成やメンタルモデル、ジャーニーマップ等のUX設計手法を学ぶび、リサーチの限界を理解する。

8
どうやって UX を設計していくか - デザイン編1

プロトタイピングやペーパーモックテスト、グラフィックツールを用いたデザイン方法を学ぶ。

9
どうやって UX を設計していくか - デザイン編2

デザインの一貫性やユーザーに気づかせる工夫、アニメーションなど、高度なUX設計表現技術を身につける。

10
UX さんぽ 2

ユーザー調査の手法とGoogle Analyticsの活用を知る。

11
どうやって UX を設計していくか - インプリメンテーション編1

ユーザービリティテストやプロトコル分析、エラーメトリクスなどのインプリメンテーション手法を学ぶ。

12
どうやって UX を設計していくか - インプリメンテーション編2

生理メトリクスやインパクト分析、A/Bテストなどの高度なインプリメンテーション技術を身につける。

13
アフォーダンス と シグニファイア

アフォーダンスとシグニファイアの関係性を理解し、対応付けやフィードバック、情報設計について学ぶ。

14
UI さんぽ 2

ニコニコ動画の配色やフォント、情報の配置等のUIについての具体的な分析と理解を深める。

15
その他の UX とケーススタディ

音声認識やUXライティング、UI/UX改善ケーススタディを学び、自分自身での実践的な学習を進める。

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