科目の概要
本授業では、ある国や地域を理解するために、政治学・社会学・歴史学・文化人類学など、多様な領域の知識と考え方を用いる「地域研究」という領域について学ぶ。ある国や地域について理解する上で有用な観点は多様であり、様々な視点から世界の国・地域を理解する手法の理解を目的とする。具体的には、以下3つの能力の修得を目的とする。①国や地域を掘り下げて考え、時事問題や異文化をより解像度を上げて理解できるようにする。②そのための、歴史的・理論的・空間的・文化的な観点を身につける。③地域として、日本を相対化した視点で見れるようにする。
科目情報
履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
2Q、4Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
SOC-1-C1-0204-002
到達目標
特定の国と地域について、時間・空間・理論・文化を含む多角的な視点に基づいて把握し、それによって現代の国際・地域関係の時事的なトピックを一つの視点に偏らない広い視点で考えられるようになる。また、一つの国・地域として、日本を俯瞰的に理解できるようになる。
教科書・参考書
- なし(オリジナル制作による)
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定
授業計画
第1回国や地域をどう考えるか?
第1回
国や地域をどう考えるか?
第2回時間的に考える - 中国で政治批判は可能か?
第2回
時間的に考える - 中国で政治批判は可能か?
第3回時間的に考える - 現代中国では何を批判できるのか
第3回
時間的に考える - 現代中国では何を批判できるのか
第4回時間的に考える - 「今」はどのように作られるのか?
第4回
時間的に考える - 「今」はどのように作られるのか?
第5回時間的に考える - 今を捉える上で歴史はなぜ重要か
第5回
時間的に考える - 今を捉える上で歴史はなぜ重要か
第6回理論と比較 - 理論って何?
第6回
理論と比較 - 理論って何?
第7回理論と比較 - イノベーションはどのように起こるのか?
第7回
理論と比較 - イノベーションはどのように起こるのか?
第8回理論と比較 - 国と私たちはどのような関係を持つのか?
第8回
理論と比較 - 国と私たちはどのような関係を持つのか?
第9回理論と比較 - 国は私たちをどう見ているのか?
第9回
理論と比較 - 国は私たちをどう見ているのか?
第10回空間的・文化的に考える:文化が作る「国」・メキシコを例に
第10回
空間的・文化的に考える:文化が作る「国」・メキシコを例に
第11回空間的・文化的に考える:活動が作る「世界」・「ファン文化」を中心に
第11回
空間的・文化的に考える:活動が作る「世界」・「ファン文化」を中心に
第12回空間的・文化的に考える:地域を越えるロカリティと自己
第12回
空間的・文化的に考える:地域を越えるロカリティと自己
第13回「日本研究」の過去・現在・将来
第13回
「日本研究」の過去・現在・将来
第14回グローバル化時代における日本文化:クールジャパンの経験から
第14回
グローバル化時代における日本文化:クールジャパンの経験から
第15回無形文化遺産「和食」とその政治性
第15回
無形文化遺産「和食」とその政治性