シラバス
入学のご案内履修登録

科目の概要

現代社会は、情報技術の発展から大きく影響を受けており、情報技術がもたらすリスクとベネフィットに関して法・社会・倫理的観点を検討する必要がある。本授業は、各領域の実務家を中心としたゲストの講義を通じて、情報技術の中でも特に人工知能(AI)や分身ロボットを対象として、我々一人ひとりがAIとどのような関係にあり、AIのある未来をどのように描くかを考える力を身につける。具体的には(1)エンジニアとして、AI開発に際して検討する必要のある課題を知る、(2)利用者として、AIが生活、仕事や人生にどのような影響をもたらすかを考える、(3)AIが浸透する社会において、政治・経済・文化などにどのような変化や対策がもたらされるかを考える。

科目情報

履修想定年次
1年次
単位数
2単位
開講Q
1-2Q
科目区分
選択
授業の方法
ライブ映像科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
SOC-1-C2-1200-001
到達目標
AIを技術的な観点からだけでなく、法律・社会・文学など多様な観点から把握し、自身や自身を取り巻く環境との関係を考えられるようになる。また、AIが実際に活用されている事例に触れることで、自分の将来の仕事や解決したい課題に引きつけ、AIをどのように利用できるのか、またそのためにはどのようなキャリアパスが存在するかのイメージを得る。
教科書・参考書
  • 江間有沙(2021)『絵と図でわかるAIと社会-未来をひらく技術とのかかわり方』
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
前提科目 なし 後継科目 なし 2025年4月1日現在。内容が更新される場合があります。

授業計画

1
オリエンテーション:なぜAIと社会の関係を考えなければならないのか

1回開講日時:
2025年4月15日(火) 14時45分より

授業の概要や目標について説明する

2
AI技術の現在

2回開講日時:
2025年4月22日(火) 14時45分より

AI技術の基礎的な知識と、それがどのように発展しているかの見取り図を把握する

3
AI実践の最前線

3回開講日時:
2025年5月13日(火) 14時45分より

AIがどのようにビジネス等に活用されているかや人間の能力とのバランスについて概観する

4
AIと民主主義

4回開講日時:
2025年5月20日(火) 14時45分より

AIが、民主主義や人権などにどのように影響するかについて知る

5
AIの倫理的利用

5回開講日時:
2025年5月27日(火) 14時45分より

AIがもたらすバイアスなど、注意すべき倫理的観点について知る

6
AIの法的課題

6回開講日時:
2025年6月3日(火) 14時45分より

生成AIの誕生に伴う著作権法の議論など、法的視点について知る

7
AIとジェンダー

7回開講日時:
2025年6月10日(火) 14時45分より

ジェンダーを通して、AIに社会の構造がどのように組み込まれているかを知る

8
AIと想像力

8回開講日時:
2025年6月24日(火) 14時45分より

SFなどの物語を補助線として、AIの未来についての考え方を知る

9
AIによる社会問題解決①

9回開講日時:
2025年7月1日(火) 14時45分より

身近な問題をAIを介して解決する事例を知る

10
AIによる社会問題解決②

10回開講日時:
2025年7月8日(火) 14時45分より

身近な問題をAIを介して解決する事例を知る

11
AI/ロボットと仕事の未来①

11回開講日時:
2025年7月15日(火) 14時45分より

AIやロボットを使うことによって変化する働き方の事例を知る

12
AI/ロボットと仕事の未来②

12回開講日時:
2025年7月22日(火) 14時45分より

AIやロボットを使うことによって新しい働き方が可能になる事例を知る

13
AI/ロボットと仕事の未来③

13回開講日時:
2025年7月29日(火) 14時45分より

AIやロボットを使うことで家事育児などの無償労働がどのように変化するかを知る

14
AIとセキュリティ

14回開講日時:
2025年8月5日(火) 14時45分より

AIを使う上で考えるべきセキュリティ課題について知る

15
情報社会の歩き方

15回開講日時:
2025年8月19日(火) 14時45分より

ここまでの授業を踏まえて、AIと我々の社会の未来を、どのように描けるかを考える

関連科目