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科目の概要

いわゆる大富豪たちが蓄積した富によって美術館や図書館、オーケストラや大学が設立され、今も莫大な寄付金で非営利財団が運営されているアメリカ。「文化資本」とは何かを考えるため、莫大な利益を得た実業家たちを敵視するのではなく、利益を社会に還元することに意味を与えて讃えるアメリカ社会の価値観がどのように形成されたのかを分析して理解できるようにする。

科目情報

履修想定年次
2年次
単位数
2単位
開講Q
2Q、4Q
科目属性
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目ナンバリング
HUM-2-C1-0204-008
到達目標
日本で育つと「金持ち=悪」という価値観を持つことが多いようだ。なぜそのような価値観を身につけてしまうのだろうか?アメリカの子どもたちが「成功」して「お金持ち」になることを夢見ること、成功したアスリートもヴェンチャー起業家も慈善事業に寄付して支援することを当然と考えることの意味を考えよう。変化する社会状況を適切に理解し、自ら学んでそれを創造的アウトプットに繋げる能力を身につけよう。
教科書・参考書
[教科書]
  • なし(オリジナル教材)
[参考書]
  • ピエール・ブルデュー著,美術愛好-ヨーロッパの美術館と観衆,木鐸社,1994
  • ソースティン・ヴェブレン著,有閑階級の理論増補新訂版,講談社学術文庫,2015
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
2026年4月1日現在。内容が更新される場合があります。

授業計画

第1回
文化資本とは?

芸術と文化の集積を感じられる場所。

第2回
ヴィラ・イ・タッティ フィレンツェにある研究所

美術史研究者、バーナード・ベレンソンが見た夢の研究環境。

第3回
ヴァンダービルト・マンション 公共建築のような大邸宅

鉄道王と呼ばれた大富豪ヴァンダービルト家の夢の跡。

第4回
モーガン・ライブラリー マンハッタンにある私立図書館

金融王J.P.モーガンが残したヨーロッパの王侯貴族の館を凌ぐ豪華な建物。

第5回
DIA:ビーコン NY郊外の現代美術コレクション

美しい自然に囲まれた現代美術コレクションを擁する美術館。

第6回
ゲティ・ヴィラ 石油王が遺した古代ローマ風の美術館

LA郊外、海辺の近くにある古代ローマのヴィラを模した瀟洒な美術館。

第7回
フリック・コレクション ヨーロッパの名画をNYで観る

実業家で大富豪だったヘンリー・クレイ・フリックのかつての屋敷の美術館で名画を見る。

第8回
カーネギー・マンション 鉄鋼王の暮らしを想像してみる

鉄鋼王と今も呼ばれるアンドリュー・カーネギーがかつて暮らしたNYの屋敷を美術館に。

第9回
フィスカヤ 避寒地フロリダの華やかなヴィラ

「ディズニーシー」を思わせるような海からのエントランスを持つエキゾチックな海辺のヴィラと庭園。

第10回
NY公共図書館 誰もがお世話になった巨大図書館

映画「ゴースト・バスターズ』の舞台にもなった巨大図書館はプロメテウスが護る知の殿堂。

第11回
イザベラ・ステュワート・ガードナー美術館

ボストンでイタリア人に一番人気の美術館となったガードナー夫人のコレクション。

第12回
ザ・ブロード 現代美術好きの不動産開発業者のコレクション

LAの華やかな地区にある、オシャレな若者に人気の現代美術のコレクションを持つ美術館。

第13回
ヴァチカン美術館 美術全集に載っている絵画の本物がここにある

ローマにあるカトリック総本山で数世紀に渡って集積された西洋美術の巨大美術館。

第14回
ヴェルサイユ宮殿 数々の歴史の舞台となった壮麗な建築と庭園

太陽王ルイ14世が莫大な資金を投じて建てたフランスを代表する宮殿建築と庭園。

第15回
ルーヴル美術館 ここでモナリザが見れる!

世界中から観光客が押し寄せる、かつては要塞だったフランスの象徴というべき巨大美術館。

関連科目