シラバス
入学のご案内履修登録

科目の概要

多様化、複雑化する現代社会では、さまざまな形でメンタルヘルスの問題が生じており、社会的リスク要因となっている。この授業では精神分析的なこころの発達理論を概説し、セルフチェック、グループ・ディスカッション、自身の発達の振り返りを通して、健康なこころの成長発達の過程を体験的に理解する。さらに健康な発達が阻害されたときに、どのような問題が発生し、個人、家族、社会集団にどう現れるかを知り、対処と解決方法を考える。

科目情報

履修想定年次
2年次
単位数
2単位
開講Q
3-4Q
科目区分
選択
授業の方法
演習科目
評価方法
レポート70%・グループワーク30%
前提科目
(推奨)
なし
前提科目
(強く推奨)
なし
後継科目
(推奨)
なし
科目ナンバリング
HUM-2-C3-0034-013
到達目標
本授業の履修により、学生は自分自身の精神内界を振り返る内省的思考を身につけることができ、セルフチェック課題やグループ・ディスカッションを通して、自己理解および他者理解を深めることができる。それによって、メンタルヘルスの諸問題について複合的に理解する視点を身につけることができ、コミュニケーション能力も向上し、複雑な社会を生き抜く力を強められる。
教科書・参考書
[教科書]
  • 順次公開予定
[参考書]
  • 順次公開予定
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
前提科目 心理学 後継科目 ゼミ(心の科学) ※実務家教員担当科目 2026年2月27日現在。内容が更新される場合があります。

授業計画

1
オリエンテーション

1回開講日時:
学生便覧参照

講義全体のイントロダクションをおこなう。講義の進め方、成績評価の方法、授業で守る約束などを説明する。 個人ワーク:自分自身の内面の特徴とコミュニケーション・スキルを知るためのセルフ・チェックを行う。 グループワーク:自己紹介

2
精神分析理論_1

2回開講日時:
学生便覧参照

精神分析の創始者であるS.Freudがどのように無意識を発見したのかを紹介し、精神分析的な意識/無意識について、夢や失錯行為の実例をあげて説明する。 グループワーク:失錯行為などの無意識の行動について例を出し合う

3
精神分析理論_2

3回開講日時:
学生便覧参照

精神分析理論の基礎となる自我の働き、その中でも特に防衛機制について説明する。さらにこの自我の考え方が、後のパーソナリティ論にどのようにつながったかを、考える。 個人ワーク:防衛機制について グループワーク:個人ワークのシェア

4
心の発達理論

4回開講日時:
学生便覧参照

心の発達理論の基礎となるFreudの精神分析的発達理論を紹介し、Freud以降の主な発達研究についても説明する。 グループワーク:4,5歳頃の思い出

5
乳児期の発達課題 情緒応答性と愛着

5回開講日時:
学生便覧参照

乳幼児期の心の発達にとって、養育者との関係は重要である。養育者との良好な関係の中でどのように愛着が形成されるのか、情緒がどのような役割を果たすのかを説明する。 個人ワーク:乳児の表情写真の情緒認知 グループワーク:個人ワークのシェア

6
幼児期の発達課題 分離個体化

6回開講日時:
学生便覧参照

乳幼児と母親が一体感の中からどのように分離し、個体化するかを明らかにしたMahlerの研究を紹介し、いわゆる「イヤイヤ期」の意味を考える グループワーク:講義で視聴した動画の感想のシェア

7
錯覚と脱錯覚 遊びの意味

7回開講日時:
学生便覧参照

子どもは心の発達には、心の中の世界と、外の現実世界の間にある「錯覚」の世界、中間領域が重要な役割を果たす。この中間領域では、遊びを通して創造性が育まれる。そして少しずつ錯覚から覚めて、大人になっていく。そのプロセスを説明する。 グループワーク:子ども時代の遊び、イマジナリーフレンドについて

8
思春期の発達課題 アイデンティティ

8回開講日時:
学生便覧参照

思春期・青年期は「自分とは何者か?」の答えを模索する、すなわち、アイデンティティの確立を目指す時期である。アイデンティティ論を紹介する。 個人ワーク:アイデンティティ・ステータスのセルフチェック グループワーク:個人ワークのシェア

9
不適切な養育の影響 発達性トラウマ障害  

9回開講日時:
学生便覧参照

心の健全な発達に重要な養育者との早期からの関係に問題があった場合、どのような影響があるだろうか。児童虐待を含む不適切な養育による発達性トラウマ障害を紹介する。なぜ養育者が不適切な養育に至ってしまうのか、その背景についても考える。 今回は、不適切養育に関する映像資料を使うので、受講に不安を持つ学生は事前に担当者に相談することを勧める。 グループワーク:講義で視聴した動画の感想のシェア

10
自然災害による心的外傷

10回開講日時:
学生便覧参照

震災や水害など、自然災害の被災者の心的外傷について考える。直接の被災者以外にも罪悪感から精神不調を来すこともある。その一方、心的外傷を乗り越えることによるこころの成長(外傷後成長)も見られる グループワーク:自然災害による外傷の体験と外傷後成長について

11
トラウマインフォームドケア

11回開講日時:
学生便覧参照

心的外傷(トラウマ)は日常生活の中でどのような現れ方をするのか。トラウマをもつ人にはどのように接したら良いのかについて考える。トラウマインフォームドケアを紹介する。 グループワーク:トラウマインフォームドケアについて

12
発達の偏り 発達障害

12回開講日時:
学生便覧参照

発達早期から見られる脳機能の特性により、社会生活に困難が生じる発達障害について紹介する。行動の背景にある感覚や認知機能の特性を説明する。また脳機能の特性の多様性を尊重する考え方である神経多様性についても説明する グループワーク:神経多様性を尊重することについて

13
老いと対象喪失

13回開講日時:
学生便覧参照

誰にでも訪れる老年期は、退職し、身体機能が衰え、様々な喪失を体験する。人生を振り返る老年期の課題を説明し、対象喪失への向き合い方を考える。 グループワーク:講義で視聴した動画の感想のシェア

14
研究課題の発表会

14回開講日時:
学生便覧参照

グループに分かれ、最終課題の発表を行う

15
振り返りとまとめ

15回開講日時:
学生便覧参照

各グループの優秀発表をクラス全体でシェアする。講義全体を振り返り、まとめを行う

関連科目