
科目の概要
科学的心理学では、行動を通して人の心の働きを推測することを目指す。そのための研究手法として、実験や調査がある。本授業では、心理学実験や調査を自分たちで実施して、得られたデータを分析しレポートにまとめることを体験する。そのためには、データの分析方法、レポートの作成方法の基本も学ぶ必要がある。これらの学びと体験を通して、心理データの収集の実際を知り、データから結論を導くスキルを習得する。
科目情報
履修想定年次
2年次
単位数
2単位
開講Q
1-2Q
科目区分
選択
授業の方法
演習科目
評価方法
レポート・成果物100%(知覚実験レポート33%、認知実験レポート34%、質問紙調査レポート33%)
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
HUM-2-C3-1200-011
到達目標
この授業を通して、科学的な心理学の基本的な研究方法を理解し、書物の知識がそのような方法を通して得られたものであることが理解できるようになる。それにより、自分の言葉で心に関する現象を説明できるようになる。実験や調査を実施する上でのパソコンの操作などを通じて、情報技術の学問的応用の実際を知ることができる。グループ討議を通して、コミュニケーション能力を身につけることができる。
教科書・参考書
- 『認定心理士資格準拠実験・実習で学ぶ心理学の基礎』日本心理学会2015年
授業時間外の学修
毎回の学修内容は勉強の入り口に過ぎないので、不明な事項、不確かな事項については自分で調べたり復習したりして、学修を確かなものにしてください。また、次回までに課題をこなす必要があるため、勉強と課題作成のために2時間から4時間はみておいてください
特記事項
順次公開予定
授業計画
第1回オリエンテーション
第1回
オリエンテーション
第2回知覚実験1:実験準備
第2回
知覚実験1:実験準備
第3回知覚実験2:データ収集
第3回
知覚実験2:データ収集
第4回知覚実験3:データ整理
第4回
知覚実験3:データ整理
第5回統計的仮説検定について
第5回
統計的仮説検定について
第6回心理学実験レポートの書き方
第6回
心理学実験レポートの書き方
第7回認知実験1:実験準備
第7回
認知実験1:実験準備
第8回認知実験2:データ収集
第8回
認知実験2:データ収集
第9回認知実験3:結果のまとめ
第9回
認知実験3:結果のまとめ
第10回レポートのフィードバック1
第10回
レポートのフィードバック1
第11回質問紙調査1:調査準備
第11回
質問紙調査1:調査準備
第12回質問紙調査2:データ収集
第12回
質問紙調査2:データ収集
第13回質問紙調査3:結果のまとめ
第13回
質問紙調査3:結果のまとめ
第14回人を対象とした研究の倫理について
第14回
人を対象とした研究の倫理について
第15回レポートのフィードバック2
第15回
レポートのフィードバック2