シラバス
入学のご案内履修登録
オブジェクト指向プログラミングのサムネイル

オブジェクト指向プログラミング

[2026年度開講]

科目の概要

この科目では、Scalaというプログラミング言語を使い、オブジェクト指向プログラミングの基本的な概念と活用法を身につける。はじめてのScalaから始めて、基本的な文法や制御構文、デザインパターン、パターンマッチ等について理解を深め、簡単なアプリケーションを作成できるようになる。さらには、高度な開発環境の使い方も学ぶ。

科目情報

履修想定年次
2年次
単位数
2単位
開講Q
1Q、3Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
INF-2-C1-1030-005
到達目標
この科目を通して、Scalaを用いてオブジェクト指向の基本的なコンセプトと文法、制御構文などの理解を深め、プログラムの設計と実装ができるようになることを目標とする。また、統合開発環境を効率的に使える技術も身につけ、最終的には独自の動画プレイヤーのデスクトップアプリケーションの作成ができるようになることを目指す。
教科書・参考書
  • MartinOdersky著・LexSpoon著・BillVenners著『Scalaスケーラブルプログラミング第4版』インプレス、2021年MartinOdersky著・LexSpoon著・BillVenners著・FrankSommers著『ProgramminginScala』ArtimaInc、2021年結城浩(著)『Java言語で学ぶデザインパターン入門第3版』SBクリエイティブ、2021年MartinFowler(著)・児玉公信(翻訳)・友野晶夫(翻訳)・平澤章(翻訳)・梅澤真史(翻訳)『リファクタリング既存のコードを安全に改善する(第2版)』オーム社、2019年
授業時間外の学修
各回の授業内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学修内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回三時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
はじめてのScala

Scalaの基礎を学び、プログラミングの始め方を身につける。

2
Scalaで階乗の計算

Scalaで階乗の計算を行い、数値の表現と計算方法を学ぶ。

3
Scalaで文字列探索

Scalaで文字列探索を行い、文字列の操作と正規表現の使用法を学ぶ。

4
Scalaでアプリケーションをビルドする

Scalaでアプリケーションのビルド方法を学び、JavaFXを使ったGUIアプリケーションを作成する。

5
高度な開発環境を使ったScalaプログラミング

高度な開発環境を使ったScalaプログラミングを学び、開発効率を高める。

6
Scala の制御構文

Scalaの制御構文について学び、ifやforなどの構文の使い方をマスターする。

7
パターンマッチ入門

パターンマッチについて学び、値の取り出しや型によるパターンマッチを理解する。

8
オブジェクト指向プログラミングで作るゲーム

オブジェクト指向プログラミングの基本を学び、クラスと多態性の実装方法を知る。

9
いつでも使えるScalaのオブジェクト

Scalaのオブジェクトについて学び、コンパニオンオブジェクトやファクトリメソッドの作成方法を理解する。

10
ケースクラスと同値性

ケースクラスと同値性について学び、構文木の作成やhashCodeとequalsの活用方法を学ぶ。

11
パッケージを使ったモジュール

パッケージを使ったモジュール化の方法を学び、マルバツゲームの実装を行う。

12
Scalaのトレイト

Scalaのトレイトについて学び、ミックスインや自分型アノテーションの使い方を理解する。

13
Scalaで作る動画プレイヤー

動画プレイヤーの作成を通じて、実践的なアプリケーションの開発を学ぶ。

14
オブザーバーパターン

オブザーバーパターンを学び、ファイル追加や再生について理解を深める。

15
リファクタリング

リファクタリングについて学び、バージョニングを理解し、コードの効率性と整理を実践する。

関連科目