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ジェネラティブアート演習

[2026年度開講]

科目の概要

Processingを用いたビジュアルプログラミングを学ぶ。基本的な描画方法から始め、色の表現やインタラクティブな要素を取り入れる技術を修得する。アニメーション制作と物理法則の適用を通じて、コードが生み出すダイナミズムを実感する。加えて、画像や音、3Dといった要素を組み合わせて表現力を高める。最終課題に向けた制作活動では、自らのアイデアを形にし、それを他者に伝えるためのプレゼンテーション能力も養う。

科目情報

履修想定年次
2年次
単位数
2単位
開講Q
1-2Q
科目区分
選択
授業の方法
演習科目
評価方法
提出物100%
科目コード
INF-2-C3-1200-017
到達目標
Processingを通じたビジュアルプログラミングの基礎を理解し、視覚表現による意図の伝達を行えるようにする。自身の作品を作り出し、プレゼンテーションでアイデアを他者に伝達する能力を養う。さらに、多角的な視点でビジュアル表現を分析し、デジタルツールを活用した課題解決と表現力を向上させる。
教科書・参考書
  • WinnieSoon・GeoffCox『AestheticProgramming:AHandbookofSoftwareStudies』OpenHumanitiesPressCIC、2021年
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
環境構築と直線描画

1回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

オリエンテーションを行い、この科目の到達点を確認する。プログラミング環境を構築する。座標と直線描画を学び、簡単なスケッチを書いてみる。自分なりの「形」を描くことを考えてみる。

2
繰り返し処理

2回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

for文を使って連続的な変化を生じさせる。10本の線を配置することから始める。色の濃淡(グレースケール)を変化させる。計算式を変えることで、形が変化することを理解する。

3
図形描画(四角、丸、三角)

3回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

図形描画の種類を増やす。形の種類や色の濃淡を変化させることによって、平面上の表現力を増やせることを実感する。

4

4回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

色を変化させる手法を学ぶ。RGBによる色表現の他に、HSBによる表現がある。色にはそれぞれの心理的な作用があり、与える効果が違うことを学ぶ。

5
インタラクティビティ

5回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

マウス入力を扱う。マウスについてくる形や、ボタンクリックによるイベントについて学ぶ。if文による条件分岐や論理演算を扱えるようにする。

6
アニメーション

6回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

時間軸によって変化する形を扱う。速度の変化によって形の印象がどのように変わるかを学ぶ。

7
物理法則

7回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

速度や加速度について学ぶ。物体の落下など、リアルなアニメーションの作り方について学ぶ。

8
インタラクティビティ×物理法則

8回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

物理法則に従って動く物体を、マウスによって動かす手法を学ぶ。

9
複数オブジェクトの動作

9回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

複数の物体を動かす手法を学ぶ。複数の物体が相互に作用する手法を学ぶ。

10
画像・文字

10回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

画面上に、画像や文字を配置する手法を学ぶ。画像を取り込み、図形描画の部品として使えるようにする。同様に、文字を配置する手法を学ぶ。フォントにはさまざまな種類があり、その選択によって効果が異なることを学ぶ。

11

11回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

音を再生する手法を学ぶ。取り込んだ音を再生する手法と、音を合成する手法とがある。音をつけることによって、描画の意味が異なって感じられることを実感する。

12
3Dプログラミング

12回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

物体を3D空間上に配置する手法を学ぶ。3次元の座標軸上の配置から、回転・移動・拡大縮小を学ぶ。これまでの図形描画を同じように3D上に配置できることを学ぶ。

13
課題制作1

13回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

これまで学修してきたことに基づき、課題制作を行う。制作はグループ単位で行う。都度進捗状況の共有や相談を行いながら進める。最終的に発表を行うが、その際には、作品制作の意図を話せるようにすることが大事である。

14
課題制作2

14回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

課題制作を行う。グループ単位で制作を進める。都度進捗状況の共有や相談を行いながら進める。

15
発表

15回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

グループに分かれて課題を発表する。1グループの発表が終わったら、グループをシャッフルして、再度新しいグループを設け、複数回発表する。最後に教員より講評を行い、総括する。

関連科目