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科目の概要

【ゲスト講師:畳】 この授業では美術解剖学の視点からイラストにおける筋肉や骨格の仕組み、動きを学ぶ。併せてゲストより表現上のレクチャーを行う。楽しみながらデジタルツールの使用法とデジタルイラストの創作について学ぶ授業である。共有スピードが速くトレンドの変化が著しいデジタルイラストに関し、知識を本質的なものとするため実際に制作をすることで、身体感覚と思考を融合させる学修を行う。

科目情報

履修想定年次
2年次
単位数
1単位
開講Q
1Q、3Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
提出物100%
前提科目
(推奨)
なし
前提科目
(強く推奨)
なし
後継科目
(推奨)
なし
科目ナンバリング
OPT-2-D1-1030-001
到達目標
イラストレーションの役割について理解し、手を使い、制作しつつ楽しみながら学ぶことによりそのプロセスと価値を知る。さらに、イラストとそこから派生する作品を鑑賞し、考察し、クオリティを見極める能力を培って、日本の基幹産業でもあるクリエイティブを理解し、在学中、卒業後を通じた社会活動に活かしてゆく。本授業では骨格と筋肉の形状と動きを知り、様々なポーズへの適用を習得して、人体構造の絵画化を理解できるようになる。
教科書・参考書
[教科書]
  • なし(オリジナル教材)
[参考書]
  • アルディス・ザリンス (著), サンディス・コンドラッツ (著) ,スカルプターのための美術解剖学1、2、3,ボーンデジタル,2016
  • ゴットフリード・バメス (著)・平谷 早苗 (編集)・Gottfried Bammes (その他)・阿久津裕彦 (翻訳)・植村 亜美 (翻訳),ゴットフリード・バメスの美術解剖学コンプリートガイド,ボーンデジタル,2020
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回の課題内容を踏まえ、最終課題制作も視野に入れて毎回4~5時間ほど予習復習や制作に取り組んでください。
特記事項
前提科目 なし 後継科目 なし ※実務家教員担当科目 2026年2月27日現在。内容が更新される場合があります。

授業計画

1
イラストと解剖学

人体模型や3D人体モデルなど便利なツールが存在する現代において、美術解剖学が担う役割と効果を考察する。人物イラストから表現の意図と効果を読み取る思考に触れ、作品制作において人体の解剖学的な違和感に気づき、修正方針をロジカルに考える手法を学ぶ。

2
骨格-人体の比率と関節構造-

骨格は人の体型や動きの芯であり、人体構造の土台といえる。筋肉はポーズにより変形するが、骨の長さやボリュームはほぼ変形しない。成人の全身骨格を参考に、人体の比率と関節構造について解説する。骨格を簡略化したグループで捉えることで、各部のボリュームと位置関係を把握する力を養う。

3
筋肉-運動機能と体表の形状-

骨格は体表から見えにくい人体の構造要素だが、筋肉は体表にも流れが見える意匠性の強い人体の構造要素である。筋肉の位置・形状・役割を学び、外見的特徴を理解することで、資料や参考作品から姿勢や力の流れを把握する力を養う。

4
性差と個体差-デフォルメと演出-

美術解剖学では標準的な人体を学ぶが、実際の人体は極めて多様である。性差や、大人・子供などの体格差による解剖学的な違いを学び、デフォルメや演出への活用例を考察する。資料や参考作品から演出意図にあった解剖学的な特徴を見極める力を養う。

5
感情表現と演技-頭部と手-

感情表現に繋がる解剖学的知識として、頭部と手について解説する。頭部と手の基本的構造を学び、作品の例を交えて表現手法とその効果を学ぶ。イラスト作品の感情表現を読み取り、作品に活かす力を身につける。

6
姿勢とポーズ-骨と筋の連動-

人体の動きは骨と筋肉の働きによるが、無意識的に行われる姿勢の制御と、意識的に行うポーズがある。参考資料から人体の姿勢やポーズを読み取り、作品に活かす手法を学ぶ。各ポーズにおける骨と筋肉の重要ポイントを掴み、ポージングや描画上の修正方針をロジカルに思考する力を養う。

7
人物と背景-解剖学と透視図法-

基本的な透視図法と美術解剖学の知識を統合して考えることで、人物と背景の関係を論理的に理解し、作品に表現する手法を学ぶ。また人物と背景の整合性に関して、演出上の理由で意図的にセオリーから外した作品について考察し、その手法と効果を理解する。

8
総論-キャラクターイラスト制作-

解剖学的な正解がイラスト作品としての正解とは限らない。作品を見る対象者や発表媒体、作品の意図に合わせたデフォルメや構図など、様々な要素を総合して考える必要がある。実際に作品を作る過程を通して、必要な情報を整理し、取捨選択しながら解剖学の知識を作品に活用する力を身につける。

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