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科目の概要

【ゲスト講師:しらこ】 この授業ではライティングの基礎を学び、正しい陰影のありかたを身につけることで、三次元的な画像の説得力や、陰影のつけ方による感情表現などについて理解を深める。ポップカルチャーに触れ、親しみながらデジタルツールの使用法とデジタルイラストの創作について学ぶ授業である。共有スピードが速くトレンドの変化が著しいデジタルイラストの現状を学ぶため、手を動かして各種技法を身につけ、考察する。

科目情報

履修想定年次
2年次
単位数
1単位
開講Q
1Q、3Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
提出物100%
前提科目
(推奨)
なし
前提科目
(強く推奨)
なし
後継科目
(推奨)
なし
科目ナンバリング
OPT-2-D1-1030-002
到達目標
光と影の概念を導入したイラストレーションの技法について基礎から理解を深め、三次元的にリアリティのあるイラストを構築できるようになる。実際に描いてみることで、物理的な陰影の法則を身につけ、シェードとシャドウの使い分けを理解できるようになる。陰影表現による効果と、そのドラマ性を知ると同時に鑑賞能力を養って、日本の基幹産業でもあるクリエイティブを理解し、在学中、卒業後を通じた社会活動に活かしてゆく。
教科書・参考書
[教科書]
  • なし(オリジナル教材)
[参考書]
  • ジェームス・ガーニー著,カラー&ライトリアリズムのための色彩と光の描き方,ボーンデジタル,2012
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回の課題内容を踏まえ、最終課題制作も視野に入れて毎回4~5時間ほど予習復習や制作に取り組んでください。
特記事項
前提科目 なし 後継科目 なし ※実務家教員担当科目 2026年2月27日現在。内容が更新される場合があります。

授業計画

1
光源

直射日光、曇り空、窓から差し込む光など、光源の種類やその特性の違いについて写真や絵画から学び、理解を深める。それぞれの光源が作り出す影の特徴について知ることで、光と影の関係性を理解し、身の回りにある光と影を深く観察する能力を養う。

2
バリュースケッチ

ゲスト講師の実演するバリュー(明度)スケッチをもとに、対象をグレースケールで捉え、その明暗を正確に表現する方法を学ぶ。さらに、ディテールを省略し単純化して描く重要性を理解する。バリュースケッチの訓練を通して、明暗をコントロールし、ダイナミックな構図を構成できるようになることを目指す。

3
光と陰

物体に光を当てたときに発生するさまざまな陰(かげ)の明度を、光源の位置との関係性に注意しながら観察し、そこにある法則性を理解する。実制作において正確な明度の陰を再現することができるようになり、立体を立体らしく描けるようになることを目指す。

4
光と影

ある物体に光を当てたときに床に落ちる影の形を、光源の位置との関係性に注意しながら観察し、そこにある法則性を理解する。実制作において正確な形の影を再現することができるようになり、物体の位置や前後関係を的確に表現できるようになることを目指す。

5
光と固有色

青空からの光や、ろうそくの光など、光には何かしらの色がついていることがほとんどである。そのような色を持った光が物体に当たった際に、物体の固有色がどのように変化するかを観察し、そこにある法則性について学ぶ。自身の制作において、説得力のある光と色を描けるようになることを目指す。

6
反射光

強い光を受けた物質はそれ自体が光源となり、近くの別の物質に光を反射する。この反射光と呼ばれる光によって、物質上にさまざまな色が発生する。写真や絵画を観察し、その仕組みについて理解することで、自身の制作において、光が溢れる色鮮やかな作品を作れるようになることを目指す。

7
透過光

光が当たった葉っぱの裏側や、ステンドグラスなどに見られるように、薄く半透明な物質を光が通過すると、極めて鮮やかな色が発生する。この透過光と呼ばれる光の現象について、写真や絵画の観察から理解を深める。自身の制作における光の表現の幅を広げるとともに、光によって質感を表現する力も身につける。

8
ライティング

順光や逆光、真横からの光など、光の方向、すなわちライティングによって人物や風景の印象は大きく変化する。写真や絵画を観察し、ライティングの種類や特性、そしてそれにより演出される雰囲気の違いについて学び、自身の制作においてふさわしいライティングを選ぶ能力を身につける。

関連科目