科目の概要
企業は経営環境の変化に合わせて最適化しなければ生き延びられない。本科目では、企業の最適化のためのM&Aを使った事業ポートフォリオの最適化や資本構成の最適化について事例の検証を行う。特に、古くからの事業譲渡、合併に加えて、最近導入された株式交換・株式移転や会社分割制度について演習を通じて具体的な理解を養う。日本でもMBO,LBOや敵対的買収が起き始めている。資本構成としては、株式公開、債務の株式化の基本を理解してもらう。
科目情報
履修想定年次
3年次
単位数
2単位
開講Q
3-4Q
科目区分
選択
授業の方法
演習科目
評価方法
グループワーク100%(財務経営20%、事業ポートフォリオ最適化40%、資本構成の最適化20%、金融機関と政府の最適化20%)
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
ECON-3-C3-0034-005
到達目標
本科目では、まず企業価値評価、連結事業部経営、業績評価基準の設定などの財務経営の基本的な考え方について学ぶ。次に、事業売却、合併、株式交換・株式移転、会社分割、証券化、LBO/MBOや敵対的買収などの多様な事業ポートフォリオの最適化施策の選択肢について理解する。その後、新株公開、債務の株式化などの資本構成の最適化の選択肢を理解し、多様な方法を用いて分析し批判的に検討した上で未来像を打ち立てる方法を模索することができるようになる。
教科書・参考書
- 村藤功「MBA講義事業ポートフォリオの最適化―事業会社・金融機関・パブリックセクターのM&A」中央経済社(2010/3/1)
授業時間外の学修
各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学修内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回三時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定
授業計画
第1回イントロダクション
第1回
イントロダクション
第2回企業価値評価の方法
第2回
企業価値評価の方法
第3回連結事業部経営の導入
第3回
連結事業部経営の導入
第4回業績評価基準
第4回
業績評価基準
第5回事業譲渡
第5回
事業譲渡
第6回合併とシナジー
第6回
合併とシナジー
第7回株式交換と株式移転
第7回
株式交換と株式移転
第8回会社分割
第8回
会社分割
第9回証券化
第9回
証券化
第10回LBOとMBO
第10回
LBOとMBO
第11回敵対的買収
第11回
敵対的買収
第12回新株公開と資本政策
第12回
新株公開と資本政策
第13回債務の株式化と債権放棄
第13回
債務の株式化と債権放棄
第14回銀行財務の最適化
第14回
銀行財務の最適化
第15回政府の財務最適化
第15回
政府の財務最適化