科目の概要
アートとアートマネジメント、それらを支える文化資本との関係について検証していく。アート作品(映画など商業コンテンツを含む)も市場で取り引きされる動産の一種なので、取り引きの活性化のために絶え間ない投資が必要となる。そして、投資額が大きい程、市場規模が大きくなることも他の動産取り引きと変わりない。美術館やアートフェアも、美術作品の価値を高めるための装置であることを知る。
科目情報
履修想定年次
3年次
単位数
2単位
開講Q
1-2Q
科目区分
選択
授業の方法
演習科目
評価方法
レポート・成果物100% (中間レポート(40%)・最終レポート(60%))
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
HUM-3-C3-1200-003
到達目標
日本では「アートが好きだと本気で考える金持ちなどいるわけがない」と主張する学生が多い。日本では映画などでも金持ちのキャラクターが否定的に描かれることが多いのは何故なのか? 文化資本の支え手として、社会には富裕層に期待されている役割があるということを肯定的に考える方法を身につける。
教科書・参考書
- 『美術愛好-ヨーロッパの美術館と観衆』ピエール・ブルデュー著(木鐸社、1994年)、有閑階級の理論増補新訂版ソースティン・ヴェブレン著(講談社学術文庫、2015年)
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定
授業計画
第1回オリエンテーション・アートと文化資本についての概説
第1回
オリエンテーション・アートと文化資本についての概説
第2回1.映像制作の仕事を俯瞰する
第2回
1.映像制作の仕事を俯瞰する
第3回2. Dr.Whoのエピソードを事例に考える
第3回
2. Dr.Whoのエピソードを事例に考える
第4回3.Dr.Whoのエピソードを事例に考える
第4回
3.Dr.Whoのエピソードを事例に考える
第5回4.いくつかの映像作品を比較してみる
第5回
4.いくつかの映像作品を比較してみる
第6回1.アートの国際展/イタリアの事例
第6回
1.アートの国際展/イタリアの事例
第7回2.アートの国際展/ドイツの事例
第7回
2.アートの国際展/ドイツの事例
第8回3.アートの国際展/日本の事例
第8回
3.アートの国際展/日本の事例
第9回4.アートの国際展/現代ならではの課題
第9回
4.アートの国際展/現代ならではの課題
第10回1.アートフェアというビジネスモデルについて
第10回
1.アートフェアというビジネスモデルについて
第11回2.アートフェアと公共性
第11回
2.アートフェアと公共性
第12回3.アートフェアは日本に必要か?
第12回
3.アートフェアは日本に必要か?
第13回1.国際映画祭の意味とビジネスモデル
第13回
1.国際映画祭の意味とビジネスモデル
第14回2.国際映画祭の事例
第14回
2.国際映画祭の事例
第15回3.国際映画祭のアジアでの立ち位置
第15回
3.国際映画祭のアジアでの立ち位置