シラバス
入学のご案内履修登録

科目の概要

神話学・民俗学・心理学・ハリウッド映画のシナリオ論等の「物語論」を踏まえ前半15回は「構造」からプロットを演繹的に制作、後半は任意の作品から帰納的に物語構造を分析する。毎回、制作あるいは分析の手法を実際に示し、課題とし、次回に提出された課題を受講生とともに講評・討議していく。また創作・分析に生成AIの進化に応じどこまで援用可能か必要に応じ関連する専門家の講評・討議への参加を仰ぐ。

科目情報

履修想定年次
3年次
単位数
4単位
開講Q
通期
科目区分
選択
授業の方法
ゼミ
評価方法
提出課題と討議での物語構造の援用力を評価する。レポート・成果物50%、グループディスカッション内での発言50%
科目コード
HUM-3-C4-1234-009
到達目標
「物語の構造」を反復によって創作及び分析の双方で援用できる「物語の文法」を実装し、生成AI等を使いこなせる基礎を身につけるとともに物語を内在する言説への批評的能力を身につける。「物語」について「論じる」のでなく、創作やコンテンツ産業の現場で技術・方法として使いこなす応用力を身につける。
教科書・参考書
  • 大塚英志「ストーリーメーカー創作のための物語論」星海社、2013年N予備校eラーニング「ものがたり創作」
授業時間外の学修
課題の制作「ものがたり創作」を用いてのeラーニングによる予習・復習
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
タロットカードから物語を作る

1回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

物語創作用のアプリを用いて「主人公」の運命を占うことでプロットを制作する手順を示し実演し、次回の課題とする

2
行為者モデルの各キャラクターを作る

2回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②行為者モデルの概要を理解、用意された回答用紙にキャラクターに記入、依頼と代行の物語を作る手順を示し、次回の課題とする

3
通過儀礼の構造を含む物語を作る①

3回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②通過儀礼の構造を含む民話から抽出した構造に従ってプロットを作る手順を示し次回提出の課題とする。

4
通過儀礼の構造を含む物語を作る②

4回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②通過儀礼を示しその構造を持つ物語を作る手順を示し次回提提出の課題とする。

5
モチーフ素の二項の組み合わせから物語を作る

5回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②アラン・ダンデスの民話分析を援用しテンプレで物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

6
行きて帰し物語を作る

6回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②瀬田禎二の議論を踏まえ物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

7
「英雄誕生の神話」の構造に従って物語を作る

7回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②「英雄誕生の神話」を含む物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

8
貴種流離譚としての物語を作る

8回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②貴種流離譚の構造を含む物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

9
餓鬼阿弥蘇生譚としての物語を作る

9回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②餓鬼阿弥蘇生譚の構造を含む物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

10
31の機能を持つ物語を作る①

10回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②プロップ31の機能の前半部分を含む物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

11
31の機能を持つ物語を作る②

11回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②プロップ31の機能の後半部分を物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

12
ユング原型論を用いた物語を作る

12回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②シャドウなどユングの原型論を踏まえた物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

13
単一神話論を用いた「出発」の物語を作る

13回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②単一神話論冒頭を用いて主人公の旅たちの物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

14
ヒーローズ・ジャーニーの物語を作る

14回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②ヒーローズ・ジャーニーのテンプレを用いた物語を作る手順を示し次回提出の課題とする。

15
ストーリー・メーカーでプロットを整理する

15回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②教材「ストーリーメーカー」を用いて自作のプロットを整理する手順を示し次回提出の課題とする。

16
ストーリー・メーカーで映像作品を構造分析する

16回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回の課題の講評と討議②教材「ストーリーメーカー」を用いて映像作品を分析する手順を示し次回提出の課題とする。

17
ストーリー・メーカーで小説を構造分析する

17回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②教材「ストーリーメーカー」を用いて小説を分析する手順を示し次回提出の課題とする。

18
文学作品を単一神話論で構造分析する

18回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②単一神話論で文学作品を分析する手順を示し次回提出の課題とする。

19
映像作品を単一神話論で構造分析する

19回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②単一神話論を用いて映像作品を分析する手順を示し次回提出の課題とする。

20
民話から「通過儀礼」の構造を抜き出す①

20回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②民話から「通過儀礼」の構造を抜きだす手順を示し次回提出の課題とする。

21
民話から「通過儀礼」の構造を抜き出す②

21回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②民話から「通過儀礼」の構造を抜きだす手順を示し次回提出の課題とする。

22
神話から「英雄誕生の神話」の構造を抜き出す①

22回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②神話から「英雄誕生の神話」の構造を抜き出す手順を示し次回提出の課題とする。

23
現代作品から「英雄誕生の神話」の構造を抜き出す②

23回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②現代作品から「英雄誕生の神話」の構造を抜き出す手順を示し次回提出の課題とする。

24
レヴィ=ストロースの手法で神話を構造分析する①

24回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②レヴィ=ストロースの手法で神話を構造分析する手順を示し次回提出の課題とする。

25
レヴィ=ストロースの手法で映像作品を構造分析する②

25回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②レヴィ=ストロースの手法で映像作品を構造分析する手順を示し次回提出の課題とする。

26
8フェイジスによる映像作品の分析

26回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②8フェイジスによる映像作品の分析の手順を示し次回提出の課題とする。

27
ヒーローズジャーニーで映像作品を分析する

27回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②ヒーローズジャーニーで映像作品を分析する手順を示し次回提出の課題とする。

28
報道の中の物語を抽出する①

28回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②報道の中の物語を抽出する手順を示し次回提出の課題とする。

29
報道の中の物語を抽出する②

29回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②報道の中の物語を抽出する手順を示し次回提出の課題とする。

30
AIから物語を考える

30回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

①前回課題の講評と討議②最新の生成AIの進化を踏まえ物語論の立場から考える。

関連科目