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科目の概要

世の中には星の数ほどのデータがある。これらのデータを有効活用するためには、秩序を持ってデータを保存できる必要がある。 秩序を持ったデータは、検索も早く、目的のデータを素早く発見でき、有益なデータを見つけるために必要不可欠である。 この授業では、データベースのインストールから運用方法まで学ぶ。 特にPostgreSQLの構築・運用方法について学ぶことができる。

科目情報

履修想定年次
3年次
単位数
2単位
開講Q
2Q、4Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
科目コード
INF-3-C1-0204-005
到達目標
学生はPostgreSQLの環境構築能力を獲得し、SQLコマンドを使いこなし、データの取得や追加、更新、削除を行えるようになる。詳細な検索クエリの利用能力を身につけ、データの集計を行える。さらに、インデックスを利用したテーブル作成とデータ検索に対する理解を深め、効率の良いデータ管理方法を修得する。これらを通じて、学生はデータベースを使った開発経験を積み、デジタルツールを用いて情報収集、表現、コミュニケーションする力を獲得することを目標にする。
教科書・参考書
  • 福岡博(著)・笠原辰仁(著)・宇山公隆(著)・満川一彦(読み手)『OSS教科書OSS-DBSilverVer2.0対応』翔泳社、2019年
授業時間外の学修
各回の授業内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学修内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回三時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
インストール

PostgreSQLの環境構築について学び、SQLを実行するための環境作成ができるようになる。

2
一般知識

PostgreSQLについての理解を深め、データベースの操作ができるようになる。

3
SQL①

SQLを実際に用いて、データの取得及び検索が行えるようになる。

4
SQL②

データ集計や重複データの削除、分割データの結合方法が自由自在に操作できるようになる。

5
データベースの基礎知識①

データベースマネジメントシステム、データモデル、データベース設計についての知識を修得し、理解を深める。

6
テーブルの作成

データベースの作成とデータの追加、連番の作成方法を学び、これらを活用できるようになる。

7
データの操作

データ追加・更新・削除の操作方法と、テーブル削除や配列の扱い、NULLについての理解が深まる。

8
テーブル定義

テーブル作成から主キー・ユニークキー・外部キー・定義更新といった概念を学び、これらを使いこなせるようになる。

9
インデックス

インデックスについての理解を深め、マルチカラムインデックス・部分インデックス・関数インデックスを用いた操作が可能になる。

10
集約関数

データの集計と、集約したデータからの絞り込み方法を学び、適用できるようになる。

11
算術関数と演算子

PostgreSQLでの算術操作と、小数の扱い・乱数生成について学び、理解を深める。

12
文字列関数

PostgreSQLでの文字列操作、パターンマッチを学び、高度な文章検索が行えるようになる。

13
日付と、データ型書式設定関数

日時データの操作と書式設定について学び、その扱いに慣れる。

14
データベースの基礎知識②

データ保存における問題と、データの従属性・データベースの正規化について学び、理解を深める。

15
トランザクション

データ整合性・トランザクション・例外発生時の対処法について学び、これらを適用できるようになる。

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