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科目の概要

パターン・ランゲージやアジャイルソフトウェア開発の歴史に触れ、Wiki、ニコニコ動画、ニコニコ学会β等のメディアの発展について学ぶ。これらの知識を活かし、共創型イノベーションや新たな活動立ち上げについて探求する。各学生は自身が取り組む活動計画を立て、中間及び最終発表を行い、アイデアを共有し、他者からのフィードバックを受ける。

科目情報

履修想定年次
3年次
単位数
2単位
開講Q
3-4Q
科目区分
選択
授業の方法
演習科目
評価方法
レポート50%、発表50%
科目コード
INF-3-C3-0034-021
到達目標
本講義では、共創場デザインに関わる歴史の理解、集合知等のメディア分析による未来像構築、活動計画立案の実践および発表スキル向上を目指す。これらを通じて、共創型イノベーション実践と広範な問題理解・解決力を養う。
教科書・参考書
  • 江渡浩一郎『パターン、Wiki、XP』技術評論社、2009年江渡浩一郎『進化するアカデミア』イースト・プレス、2013年
授業時間外の学修
各回の講義内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学習内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回二時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
オリエンテーション

1回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

オリエンテーションを行い、この科目の到達点を確認する。共創場デザイン、共創型イノベーションに関する基本的な概念を学び、自分なりの場のデザインについて考えてみる。

2
ニコニコ学会β

2回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

ニコニコ学会βは、2011年から2016年まで活動したユーザー参加型研究を推進する場である。『進化するアカデミア』を参考に、ニコニコ学会βを立ち上げたきっかけ、ニコニコ動画やニコニコ超会議との関係について学ぶ。

3
ニコニコ学会βから学ぶ

3回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

ニコニコ学会βは、2011年に発足後にさまざまに拡大し、展開していった。そこから得た共創場に関わる知見について学ぶ。

4
共創型イノベーション

4回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

ニコニコ学会βを出発点として共創の場作りが広がっていった。ニコニコ学会βデータ研究会、ニコニコ学会β宇宙研究会、日曜数学会、未来の運動会、肉肉学会などがある。それぞれの特徴について学ぶ。

5
地域における共創場

5回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

ニコニコ学会βから地域における共創場が派生した。つくば横の会、Tsukuba Mini Maker Faireなどである。そこから、つくば市ではスタートアップを推進する活動も始まった。地域における共創場について学ぶ。

6
新しい運動の立ち上げ方

6回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

新しい場を始めるときに、考えておいた方がいいことがある。リーダーシップとフォロワーシップなど、ボランティアを組織して新しい運動を立ち上げる際に気をつけるべきことについて解説する。

7
共創場を作ってみよう

7回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

事例紹介をふまえ、自分なりの共創場を作ってみよう。共創と言えるような場を作るには、共創型イノベーションで気をつけるべきことについて解説する。

8
パターン・ランゲージ

8回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

共創場を生み出す方法には長い歴史がある。建築世界においてクリストファー・アレグザンダーがパターン・ランゲージを始めたことが一つのきっかけである。『パターン、Wiki、XP』などの図書を参考に、歴史について学ぶ。

9
パターン・ランゲージの応用

9回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

建築界で始まったパターン・ランゲージが、あるきっかけでコンピュータプログラミングに取り入れられるようになった。ウォード・カニンガムとケント・ベックによるパターン・ランゲージの応用。WikiWikiWebや、エクストリームプログラミングへの発展の軌跡を辿る。

10
Wiki

10回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

Wikiの誕生から発展までを辿る。Wikiの代表例であるウィキペディアがどのように産まれ、発展したのかを学ぶ。

11
ニコニコ動画

11回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

日本に目を向け、ニコニコ動画という日本独自の文化やコミュニティがどのように産まれ、発展していったのかを学ぶ。

12
課題制作

12回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

自分なりの共創場を立ち上げてみよう。リーダーシップだけでなく、フォロワーシップを発揮するのも良いアイデアである。次回の中間発表に向け、アイデア出しと発表用資料作成を行う。

13
中間発表

13回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

6人程度のグループに分かれ、相互に発表する。グループ内で発表が終わったらフィードバックをし、グループを再編して再度発表する。

14
課題制作

14回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

中間発表でのフィードバックを元に再構築を行い、最終発表に向けた制作を行う。

15
発表

15回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

中間発表と同様の手法で発表する。最後に総括を行い、授業をまとめる。

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