
科目の概要
数理統計では統計学の知識を深め、より高度な理論を学ぶ。まずは初等統計学の復習から始め、確率変数と確率分布について理解を深める。その上で、多次元の確率分布や各種の確率分布を知り、それらの特性や関連性を把握する。極限定理、標本分布などの理論に触れ、十分統計量、尤度関数等を通じて最新の統計理論を学ぶ。また、統計的推測や仮説検定、区間推定等の枠組みを学び、それらの手法を使った具体的な統計解析も行う。最後には線形単回帰や重回帰、分散分析など実践的な話題も扱う。統計学の理論と応用を両方学び、データ分析の幅を広げることを目指す。
科目情報
履修想定年次
3年次
単位数
2単位
開講Q
2Q、4Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
MTH-3-C1-0204-005
到達目標
数理統計を通じて、様々な統計モデルを理解し適用する力を身につける。確率変数や確率分布、極限定理、標本分布などの統計学的概念を理解し、それらを利用してデータを分析する能力を養う。尤度関数や情報量など、統計的推測に必要な概念を修得し、それらを用いて統計的検定や線形回帰分析を行う力を身につける。これらの知識を元に、統計的な問題解決能力を獲得する。
教科書・参考書
- 【教科書】オリジナル教材【参考書】現代数理統計学の基礎(久保川達也/共立出版)2017
授業時間外の学修
各回の授業内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学修内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回三時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定
授業計画
第1回ガイダンス
第1回
ガイダンス
第2回確率変数と確率分布
第2回
確率変数と確率分布
第3回確率変数の扱い
第3回
確率変数の扱い
第4回種々の確率分布
第4回
種々の確率分布
第5回極限定理
第5回
極限定理
第6回標本分布
第6回
標本分布
第7回十分統計量
第7回
十分統計量
第8回尤度と情報量
第8回
尤度と情報量
第9回統計的推測
第9回
統計的推測
第10回検定の枠組み
第10回
検定の枠組み
第11回種々の検定法
第11回
種々の検定法
第12回統計的区間推定
第12回
統計的区間推定
第13回線形単回帰
第13回
線形単回帰
第14回線形重回帰と分散分析
第14回
線形重回帰と分散分析
第15回様々な話題
第15回
様々な話題