科目の概要
古典物理学は、力学と電磁気学と熱力学の3つからなり、現代物理学の基礎となる学問である。古典物理学の学修は、現代の科学技術を基本原理から理解するために必要不可欠である。本講義は、高校での電磁気学の履修は前提とせず、電磁気学を初めて学ぶ人を対象に、電磁気学の講義を行う。電磁気学は、電気、磁気、光などの物理法則を明らかにする学問分野であり、化学現象や電化製品を基礎づける。本講義では、最小限の労力で電磁気学の全体像を把握するために、電磁気学の基本原理を与えるマクスウェル方程式を学んだ後、マクスウェル方程式がどのように電気、磁気、光などの物理法則を説明するかを学ぶ。
科目情報
履修想定年次
3年次
単位数
2単位
開講Q
1Q、3Q
科目区分
選択
授業の方法
オンデマンド科目
評価方法
確認レポート 50% , 単位認定試験 50%
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
MTH-3-C1-1030-006
到達目標
電磁気学の全体像の理解とマクスウェル方程式の具体的な適用例について理解を深める。電気、磁気、光などの物理法則を明らかにする電磁気学の理論体系を理解し、それらが現代の科学技術をどのように基礎づけているかを理解する。電磁気学の原理を学修することで、情報技術や社会基盤と密接に関わる数理的な思考力を育む。
教科書・参考書
- 【教科書】オリジナル教材【参考書】マクスウェル方程式から始める電磁気学(小宮山進、竹川敦/裳華房)2015
授業時間外の学修
各回の授業内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行ってください。また、次回の学修内容についてもあらかじめ不明な単語や前提となる知識をWebで調べるなどして各回三時間ほど予習を行ってください。
特記事項
順次公開予定
授業計画
第1回電磁気学とは
第1回
電磁気学とは
第2回電磁気学の基本法則1
第2回
電磁気学の基本法則1
第3回電磁気学の基本法則2
第3回
電磁気学の基本法則2
第4回スカラー場とベクトル場の微分と積分
第4回
スカラー場とベクトル場の微分と積分
第5回微分形のマクスウェル方程式
第5回
微分形のマクスウェル方程式
第6回静電気
第6回
静電気
第7回電位とポアソン方程式
第7回
電位とポアソン方程式
第8回電気双極子
第8回
電気双極子
第9回静電エネルギー
第9回
静電エネルギー
第10回誘電体・静磁気
第10回
誘電体・静磁気
第11回ビオ・サバールの法則
第11回
ビオ・サバールの法則
第12回磁性体
第12回
磁性体
第13回磁性体のマクスウェル方程式
第13回
磁性体のマクスウェル方程式
第14回時間変動する電磁場
第14回
時間変動する電磁場
第15回電磁波
第15回
電磁波