科目の概要
家族とは何か――これは当たり前のようでとても難しい問題である。「婚姻」と「血縁」により親子を決定するというわが国の伝統的な理論のほか、わが国に先立って社会の変化に直面したアメリカを題材に、親となる「意思」で親子を決定するという生殖補助医療法制や、親として「機能」している者を親と認定する理論を検討し、そこに普遍的な親子の要件を探すことを目的とする。ステップファミリー、シングルピアレントや同性カップルによる子育てを含む、多様な家族の形について扱う。
科目情報
履修想定年次
3年次
単位数
4単位
開講Q
通期
科目区分
選択
授業の方法
ゼミ
評価方法
発表・発言:100%(前期中間発表20%、前期最終発表30%、後期中間発表20%、後期中間発表30%)
前提推奨科目
前提必須科目
後継推奨科目
科目コード
SOC-3-C4-1234-006
到達目標
「多様性」が称賛される現在、家族のあり方や親子のあり方は大きく変わろうとしている。そういう現状を正確に理解しつつ、伝統的な理論と新しい理論との対立を明確にするのみならず、さらに深く洞察して、そこに共通の要素、すなわち、社会が変わっても変わらない普遍を見出す力を目指す。
教科書・参考書
- 山口真由『アメリカにおける第二の親の理論』(弘文堂、2022年)
授業時間外の学修
次回の学習内容について、不明な単語や前提となる知識を参考書等で調べるなどして各回二時間ほど予習し、授業内容は繰り返し見返し、各回二時間ほど復習を行うこと。
特記事項
順次公開予定
授業計画
第1回オリエンテーション・家族という考え方
第1回
オリエンテーション・家族という考え方
第2回日本の家族、アメリカのファミリー
第2回
日本の家族、アメリカのファミリー
第3回日本の親子論―婚姻親子と非婚姻親子ー
第3回
日本の親子論―婚姻親子と非婚姻親子ー
第4回社会の多様化と家族ー戦後のアメリカー
第4回
社会の多様化と家族ー戦後のアメリカー
第5回社会の多様化と家族ー戦後の日本ー
第5回
社会の多様化と家族ー戦後の日本ー
第6回さらに多様化する社会と家族
第6回
さらに多様化する社会と家族
第7回中間発表
第7回
中間発表
第8回中間発表
第8回
中間発表
第9回中間発表
第9回
中間発表
第10回中間発表
第10回
中間発表
第11回最終発表
第11回
最終発表
第12回最終発表
第12回
最終発表
第13回最終発表
第13回
最終発表
第14回最終発表
第14回
最終発表
第15回最終発表
第15回
最終発表
第16回アメリカ法の特徴
第16回
アメリカ法の特徴
第17回ステップファミリー
第17回
ステップファミリー
第18回シングルペアレント
第18回
シングルペアレント
第19回生殖補助医療
第19回
生殖補助医療
第20回サイコロジカルペアレント
第20回
サイコロジカルペアレント
第21回デファクトペアレント
第21回
デファクトペアレント
第22回代理懐胎
第22回
代理懐胎
第23回養子縁組
第23回
養子縁組
第24回中間発表
第24回
中間発表
第25回中間発表
第25回
中間発表
第26回中間発表
第26回
中間発表
第27回中間発表
第27回
中間発表
第28回最終発表
第28回
最終発表
第29回最終発表
第29回
最終発表
第30回最終発表
第30回
最終発表