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科目の概要

計量経済学の有用性と分析の流れを理解する上で、社会や経済の現象をデータを用いて分析し解釈する手法を指導する。具体的には、非線形モデルの扱いやダミー変数の活用、回帰分析手法などを文献講読と身近な事例を使ったディスカッションを通じて教示する。また、決定要因の解明、効果の測定のテーマでは、グループワークとその発表を通じて、より深い実践的理解を促す。

科目情報

履修想定年次
4年次
単位数
4単位
開講Q
通期
科目区分
選択
授業の方法
ゼミ
評価方法
レポート・成果物20%、グループワーク80%
科目コード
ECON-4-C4-1234-004
到達目標
経済や社会の様々な事象に対して、計量経済の理論と分析アプローチをもとに深く考察し、高い質の課題認識、および意思決定への洞察力を高めることを目指す。ディスカッションやグループ発表などの演習では、積極的にデジタルツールを活用して情報収集を行い、チームメンバーとの密なコミュニケーションを通じて、課題を解決し、ゴールを達成する力も強化する。
教科書・参考書
  • 教員が作成するオリジナル教材山本勲著『実証分析のための計量経済学』中央経済社(2015/10/21)
授業時間外の学修
各回履修前に課題の資料を読み、教員に指定された提出物を期限までに提出する。必要に応じて前提科目の復習を行うこと。
特記事項
順次公開予定

授業計画

1
第1部 イントロダクション

1回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

計量経済学とは:計量経済学の有用性と分析の流れを理解する。

2
計量経済分析のエッセンス1

2回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】理論と実証、データの種類。

3
計量経済分析のエッセンス2

3回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】推定結果を理解するための用語や概念。

4
計量経済分析のエッセンス3

4回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】複数の説明変数を用いた重回帰分析の意味。

5
計量経済分析のエッセンス4

5回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】非線形モデルの扱い。(交差項、二乗項、自然対数を用いた推定)

6
計量経済分析のエッセンス5

6回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】ダミー変数の活用。(切片ダミー変数、傾きダミー変数、三種類以上の属性分類のためのダミー変数)

7
実証分析の具体例①(決定要因の解明)

7回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】スポーツ選手の年棒はどのように決まるのか?

8
実証分析の具体例②(決定要因の解明)

8回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】メンタルヘルスの状態はどのように決まるのか?

9
実証分析の具体例③(効果の測定)

9回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】アカデミー賞をとった映画は商業的にも成功するのか?

10
実証分析の具体例④(Oaxaca分解)

10回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】男女間賃金格差はどのように生じているのか?

11
グループワーク①(決定要因の解明)

11回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【グループ発表】サッカー選手の成績と年棒。

12
グループワーク②(決定要因の解明)

12回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【グループ発表】従業員の労働時間とメンタルヘルス。

13
グループワーク③(効果の測定)

13回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【グループ発表】文学賞が小説の売れ行きに与える影響。

14
グループワーク④(効果の測定)

14回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【グループ発表】ゆるキャラ導入による集客効果。

15
第1部のまとめ

15回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

計量経済学とは:計量経済学の有用性と分析について総括する。

16
第2部 イントロダクション

16回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

さまざまな回帰分析手法を理解する。

17
最小二乗法(OLS)とは

17回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】最小二乗法(Ordinary Least Sqauares)の仕組みと特性:なぜ最小二乗法は世界中のさまざまな専門分野において用いられるのか?

18
最小二乗法:理論と現実データの乖離

18回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】OLS推定のための仮定が成立しないケースと対処方法。

19
最小二乗法からの発展

19回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】加重最小二乗法(Weighted Least Squares)と一般化最小二乗法(Generalized Least Squares)による推定。

20
プロビットモデルとは

20回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】プロビットモデルの考え方:線形確率モデルの限界。

21
最尤法(MLM)

21回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】最尤法(Maximum Likelihood Method)によるプロビットモデルの推定。

22
実証分析の具体例⑤(決定要因の解明)

22回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】ノーベル経済学賞の選定。

23
実証分析の具体例⑥(行動特性)

23回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】震災ボランティアへの参加。

24
実証分析の具体例⑦(効果の測定)

24回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】動物園の入場者数は人気動物で増えるのか?

25
実証分析の具体例⑧(決定要因の解明)

25回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】属性によって授業成績は異なるか?

26
操作変数とは ①

26回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】操作変数(Instrumental Variable)を用いた因果関係の特定、同時決定、内生性バイアスの仕組み。

27
操作変数とは ②

27回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】操作変数を用いた推定の仕組み。

28
操作変数とは ③

28回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【文献講読】操作変数を用いた推定結果の解釈。

29
実証分析の具体例⑨(効果の測定)

29回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

【ディスカッション】ネーミングライツ導入の集客効果。

30
第2部のまとめ

30回開講日時:
2099年4月1日(水) 00時00分より

さまざまな回帰分析手法について総括する。

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